お知らせ(ブログ)
続>川勝知事の給料返納
        コシヒカリ暴言で辞職勧告を受け、川勝知事が給料と冬のボーナスを返上するとしていたが、返上のための条例改定の議案上程をしたところ、議会運委員会(もしくは自民会派=真相は不明)で拒否されたことを明かしました。
自民党会派からは何のコメントもとっていないようなので、真相は分かりませんが…
地方公務員法をサラッと読んでみると、確かに給料や賞与を「受け取らない」「受け取ったうえで返上」するには条例の改定が必要のようです。
さらに目を通すと地方公務員法第29条の懲戒規定に、職員が次の各号の一に該当する場合においては、これに対し懲戒処分として戒告、減給、停職又は免職の処分をすることができる。
この法律若しくは第57条に規定する特例を定めた法律又はこれに基く条例、
①地方公共団体の規則若しくは地方公共団体の機関の定める規程に違反した場合
②職務上の義務に違反し、又は職務を怠つた場合
③全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあつた場合
知事の「コシヒカリ発言」が③の奉仕者に相応しくない非行(行動または言動)に相当できるのでは?
任命権者である川勝知事が自身に懲戒処分として、給料とボーナスの全額減額の処分を行えば、条例の改定は必要ないのでは?
当然、前例がないので、議会や総務省でどんな判断になるか分かりませんが、少なくとも地方公務員法では、部下の不祥事に対して管理者(任命権者)にも懲戒処分を科す事例はありますので、不可能ではないと考えます。
つまりは、本当に返上する気があるかどうかの問題なのです。
未返上について一連の報道で、静岡県議会議員の誰一人TwitterやFacebookで取り上げ問題視していないのが、摩訶不思議です。
6月議会での質問の動画がアップされました
        https://shizuoka-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=822
↑上記より、6月議会での質問&答弁をご覧いただけます。4年前の初登壇から全てご覧いただけますので、私の政治理念や静岡県への課題感をお分かり頂けると思います。
政治かとして、トップとしての発言の重み
        2021年の参議院議員選挙の応援演説において御殿場からの候補者に対し「特産物はコシヒカリしかない。」と発言し、地域の亀裂を生んだとして、議会は辞職勧告決議をおこないました。
この決議を受け、川勝知事は「自らを戒めるために、給料と冬のボーナスを返上します」と反省しました。
ところが、今になって、【給料も冬のボーナスもガッツリもらっていた】ことが判明したのです。
返上すると反省していたのに、ちゃっかり全額受け取っていたことが明るみに出ると「熟慮の上、職責を全うすることで返上を撤回した。」と釈明。
知事として、その職責を全うするのは当然の事ですよね。
その上で、自らが発した暴言に対し、自ら給料とボーナスの返上というペナルティを課したのです。
熟慮して返上を取りやめたのなら、返上するとの発言は思い付き・その場しのぎだったのでしょうか?
最近の知事の発言は、整合性のカケラも見られないし、平気で知りませんでした。聞いていません。間違っていたなら、訂正すれば良い。などと、行政最高責任者としての発言の重さは全く感じられません。
人間75歳にもなると、各細胞は老化・劣化し記憶力は低下します。前頭葉が委縮し周囲への配慮が薄くなり、思い込みも激しくなるそうです。
川勝知事も75歳の後期高齢者。「老いては子に従え」と申すように、自分の意見を押し通すのではなく、職員幹部とよくよく話し合い、持論は押し殺してでも、幹部の考えをまとめて発言する。
それも組織としてのトップ、最高責任者の大切な姿だと思います。
会派を組むということ
        地方議会は二元代表制なので、本来は行政(首長)対 議会(議員)が是々非々で議論をする制度です。
しかし、現実としては議員は「会派」を組み、議会運営も会派を中心に運営されます。
静岡県議会の場合、代表者会議や議会運営委員会で議案や提案、日程や運営、ルール改定などが決められます。
私は「遠江の会」という会派名で活動をしていますが、静岡県議会の場合「4人以上を会派」としているので、議会上の「一人会派」は単なる無所属議員となります。
議長・副議長は選挙で、各常任委員会の正副院長は「会派の所属人数に応じてドント方式」で選出するので、無所属の私に役がつくことはありません。
これはこれで、気楽なポジションです。笑
しかし、一人会派=無所属でも有権者の皆さんから付託を受け選出していただいた立場なので、議会も気を使っていただき、出前講座などの議員派遣や議会としての視察には、必ず無所属議員も1名は枠を作ってくれます。
本会議での質問も、会派を問わず、各議員は1年に1度です。(ただし、代表質問に立つ議員だけ与えられる発言時間が長い)
私も、好き好ん一人会派でいる訳ではありません。同じ課題感、同じ政治理念や姿勢の方がいれば、会派を組みたいと思っています。
何故なら、課題に対する調査研究も一人より仲間と意見交換をしながら行った方が、より良い解決策も見つかるでしょうし、知事への提言も効果は大きいと思います。
まぁ、無所属議員てのは、様々な理由で無所属(一匹狼)な訳でして、そう簡単に塊にはなりません。
逆に考え方が違うのに無理くり会派に合流するのも躊躇してしまいます。
議場での採択は多数決ですので、自民党さんとしては2/3を占めたいところですが、今期は、自民+公明党+無所属でも50名。あと一人足りません。結果として有権者の皆さんは絶妙のバランスをつくったと言えますね。
6月定例会が開会されました。
        知事提出議案と所信演説の中でリニア新幹線山梨工区の調査ボーリングについて「調査ボーリングは、JR東海・山梨県・静岡県が合意することを前提に、ボーリングにより静岡県側から流出したと判断される地下水について全量を戻すとの説明があり、一定の進捗がありました」として「今後調査ボーリングが県境から300m地点に達するまでに、静岡県の地下水が流出したと判断する方法・判断基準・返す方法について、関係者間で合意するよう協議を加速させます」としました。
知事は過日の記者会見で、「山梨の水、静岡の水は論じない」とこれまでの静岡の水が引っ張られるから山梨県側の調査ボーリングを中止しろとの主張を撤回したのではなかったのですか?
県境から300mの地下水が静岡県の地下水だとする法的な根拠は?(山梨県知事の苦言に対して、山梨県で出た水は山梨県のものだし、口を出すものではないと釈明したハズでしたよね?)
さらに、流出した地下水が、山梨県の水脈のものか静岡県の水脈のものかを検査判断するには1~2か月はかかることを森副知事は専門家会議で了承しています。
ということは、検査をしている期間は、やはり調査ボーリングを止めろという事なのか?とすると、10m進んでは水の分析で2か月休止、また10m進んでは検査で2か月中止とほぼほぼいやがらせ行為になるのではないでしょうか?
逆に流出したミスの検査を進めながら調査ボーリングを続けたら、県境を越えることもできるし、その前に破砕帯に行き着くと思われます。
さらに、静岡市長である難波さんが技術者として説明した調査ボーリングの説明に対し、「理事を辞めて半年以上が経つ」とけん制をしましたが、半年経とうが1年経とうが。調査ボーリングの在り方・進め方、リスクは変わりませんよね。
この半年間で、県境付近の断層がとんでもなく変化したのなら話は別ですが。
愛も変わらず、つじつまの合わない説明を平気な顔で説明されていましたが、余分なツッパリをすると記者から突っ込まれてしどろもどろの記者会見となるこtが予想されます。
6月定例会は、私を含めリニア関連の質問が7件出ると聞いています。7つの質問の答弁それぞれが整合性のある答弁ができるのか楽しみです。