お知らせ(ブログ)
公約って…
静岡県知事選挙は激戦でしたね。
当選された康友さん、惜敗した大村さん、ともに様々な政策公約を訴えて戦ったのですが、相手陣営の出方を見ながら公約のニュアンスが変化したり、
中盤以降は口に出さなくなったり、撤回したり、新聞の政策比較が追い付いていない部分もありました。
世間が注目していたリニア中央新幹線工事にかかわる静岡県の専門部会の在り方。島田市長が「専門部会をいったん白紙にしては?」の発言を受け、康友さんは「継続し専門部会を尊重する」と発言していたと記憶しますが、
昨日の記者会見では「継続というよりもあり方も含めて検討していきたい」とほぼ選挙中の発言とは真逆の見解を述べました。
東部の医者不足を解消するために、「医大を誘致。つてもある」と訴えていたとハスですが、当選後は即時「ハードルが高く現実的ではない」とのコメント。
選挙時の公約、訴えって何なのでしょうか?
選挙ですから勝たなくては意味がない。激戦・横一線と報道されヒートアップするのは理解できますが、過度なリップサービスや風呂敷は広げてほしくないですね。
6月に一般質問で登壇するのですが、知事の政治姿勢について選挙時の発言には、あまり触れたくないのですが、、、
あれこれ各論を質問するより、大儀や姿勢を確認した方がいいのかなぁ?など悩ましい日々が続いています。
鈴木康友 静岡県知事が誕生
わずか1.5ポイントという接戦を制し、康友県政が誕生しました。
県政の方向性を決める知事選、特に今回は川勝県政に対しての評価・東中西部の戦い・与野党対決・総選挙の前哨戦・解散の判断か?とマスコミは煽り立て、SNSでは誹謗中傷の罵声の浴びせあいと
良くも悪くも日本中の注目を集めた選挙だったと思いますが、肝心の静岡県民は約半数48%の方がこの選挙に「無関心」だったのです。
リニアや野球場に興味のない県民はいると思いますが、今の静岡県は、①産業競争力の低下②転出超過による若者の人口減③最低賃金の低さ④大規模自然災害に対する減殺・防災の再整備などなど
大きな課題が降りかかっており、康友知事の「幸福度日本一の県」を実感していただくには、県政も議会も、県民の皆さんも協力して知恵を出し、協力していかなくてはなりません。
行政は、選挙に行かなかった人を取り残すことはできないし、選挙に行かなかった人は、関係ないと横を向き続けることもできないのです。
県政に興味があろうがなかろうが、選挙に行こうが行こまいが、様々な行政サービスも税の徴収も「興味ない・関係ない」とはいきません。
政治は一部の人だけが関わる事ではないのです。好むと好まざると、皆さんの生活に深くかかわり、左右するのです。
白紙委任したのだから、何が起ころうとも文句は言いませんよ。そんな余裕の県民はいないでしょ?
選挙という権利を行使して、行政に意見を、考えを示すことが、健全県政の第一歩なのです。
いよいよファイナル
明日、金曜日は大村さんの総決起集会が浜松市松菱跡地で、明後日土曜日は浜松駅前で康友さんのマイク納め。
私としては、気迫のこもった最後の訴えを両社とも聞きたいと思っています。
私が一票を投じる人は、決めていますが、ガチンコ真剣勝負の訴えはどこまで心に響くのか、楽しみです。
これからの県政の方向性が決まる大切な選挙です。敵陣営なんてケチな考えは持たず、勝ちで戦った相手の考えや気迫を受け止めてみませんか?
応援した北候補者だと確信するか、迷いが出るか…。
大切な一票を無駄な一票にしたくないですよね!
でもって、両者とも「オール静岡」を訴えているのですから、選挙が終わったらノーサイドで議会も県民の皆さんも心ひとつにして静岡県の発展のために対話を進めましょうよ。
知事も議員も県民の代弁者なのだから、前向きな議論ができるはず。
そう信じて、6月議会の質問原稿をつくっています。
大切なことなので、もう一度書きます。
必ず選挙に行って、あなたが信じる候補者、思いを託せる候補者の名前を書きましょう。
いよいよ追い込み!
静岡県知事選挙も残すところ4日間。
両陣営とも最後の追い込みをかけ県内各所を奔走しています。
相手陣営をにらんで、双方政策が微妙に変化したり、方向転換する政策もあるようですが、戦略とはいえ、選挙中に公約が変化するのは好きではありません。
立候補表明当初からブレていないのは共産党の森さんですね。
さらに康友氏・大村氏は経済成長戦略は訴えていますが、賃金アップの個人所得増に言及しているのも森さんだけ。
連合や立憲、国民が推薦する康友さんにこそ、賃金アップを通じた政策で「幸福度日本一」を訴えて欲しかったなぁ。と感じています。
完全無所属の私は、与野党対決にも地域間対決にも、経済界対決にも興味がないので、どちらの陣営にも加わることを辞退申し上げました。
あくまで、いち有権者、いち個人として信ずる人に声援を送り念を込めて一票を投じるつもりです。
ただ、両陣営とも超短期決戦であり、選挙態勢も不安定なことから、様々な依頼を受けますので、可能な限り人手の足りない現場作業はお引き受けしました。
知事が変われば行政の施策の方向性も変わります。知事の考え方ひとつで組織はどちらにも方向転換します。
首長は、これまでの流れを180度ひっくり返すこともできます。
故に、私たち県民にとって大切な選挙です。どうかせっかくの投票権を無駄にしないでください。
旧南区という表現
7区から3区に行政区が改変され、中区・東区・南区・西区と北区の一部は「中央区」となりました。
あまりに広い中央区なので、中央区のどこそこ町と言われても、ピンときません。
地元の方たちは相変わらず南区と言っていますし、旧西区の方たちと同じ区内と認識している人も少ない。
浜松市が説明してきた行政区が変わるだけで、市民の生活には何の変りもありません。今まで通りです。は正解なのか?
確かに区役所は浜松市行政センターに名称を変え、様々な市民サービスや申請の窓口業務を行っているので、一般市民の利用に変化はありません。
区役所がセンターになり区長は減ったがセンター長が増えた。避難場所の案内図(ビラ)が中央区のマップになったので、はるか数十キロ先の避難場所が掲載されている。
学区ごとの避難場所マップを作ってほしい。との声を数名の自治会長からいただいている。
私たちの生活圏は自治会単位、学区単位の中で動き成立しているケースが多いのです。
農家の方で、ほかの学区で農作業をしている方は稀ですし、買い物もかかりつけ医、もちろん通学も学区内。
広大な行政区をひとくくりで扱うことが行政コストの縮小につながるかもしれないが、広大な行政区が出現したことにより、よりきめ細かな住民対応も求められています。
市民の立場からすると、区割りは細かければ細かいいほど区内の声が行政に届きやすく、可能ならば区独自の予算を設定し、ダイレクトに施行できるシステムなら、
区民と行政が一体となった課題解決の議論もし易いのではとも感じます。
浜松市も人口減少と高齢化が進んでいるので、行政コストの削減とスリム化は大切なアクションですが、市民サービスの切り詰めや有料化に走りすぎると人口減少に拍車がかかってしまう懸念もあります。
康友さんから中野市長に代わり1年。総務省出身の地方創生のスペシャリストである中野市長が発表する長期ビジョンの課題認識と方向性に注目したい。