お知らせ(ブログ)
静岡県知事選挙=共産党参戦!
鈴木康友氏、大村慎一氏ともに静岡県政を担っていただくに相応しい人物だと思いますが、
明確な政策の違いが無いのは有権者にとって悩ましいところだと思います。
逆に言うと、お二人とも静岡県への課題を共有していると言えます。
しかし、県民の最大の関心ごとであろうリニア中央新幹線の静岡工区への取り組みと、私の選挙区である浜松市民は県営野球場をどうするのか?
この2点とも、両者ほぼ同じ推進の考え。
特に野球場については多額の税金を投入するため、浜松市民だけではなく県民全体の意見に耳を傾けることが必須。
県ではパブリックコメントを募集していますが、強い意志の方しか是非のコメントを送らない傾向にあるため、サンプル数も少なく、この手法だけで県民の総意とするには無理があると感じています。
昨日、共産党が擁立を決めました。
共産党は明確にリニア反対。県営野球場反対を訴えていますから、政策的には真っ向からの対立軸となります。
とへ言え、共産党アレルギーの有権者も多いでしょうから、リニアや野球場には反対だけど、共産党に投票は躊躇することも多分に考えられます。
しかしながら、共産党候補(予定者)がどの位の得票を得るかで、県民の思考は予測することもできるかも知れないので、今回の共産党擁立は、私としては大歓迎。
→これまでの知事選や参院選での共産党票。県内35市町の共産党議員の獲得数。これらと、今回の得票数を並べて見比べれば、是非のムード感は掴めるのかな?と思っています。
それぞれの陣営はゴールデンウィークどころではないと思いますが、活発な論戦を期待しています。
静岡県知事選挙は全面対決へ
県議会会派の自民改革会議は大村氏を推薦。
ふじのくに県民クラブは康友氏を支援。
与野党と中・西部の複雑かつ全面対決の構図となりました。
世の中に「知事与党」などという存在しないコトバがある以上、新知事誕生後の議会運営にも変化が出るでしょう。
どちらが知事になるか分かりませんが、支持した会派は「知事の擁護を続ける」運命を背負うのでしょうか?
正直、政党の争いを地方議会に持ち込んでほしくはありません。
地方議会は、「知事=行政 VS 議会」の二元代表制があるべき姿なのです。
議会=議員がよくよく話し合い、行政の施策を推進し、時には行政の襟を正し、勇気をもって施策の中止を迫ることが必要だと思います。
静岡県議会は、修正案が少ないのは、全員協議会の場が無いことも原因の一つに感じます。
議場で、議員全員が意見を述べ、集約する。当然、最終的には多数決となるのですが、相反する意見に耳を傾けることは大切ですよね。
今回の知事選も与野党対決となってしまったので、完全無所属の私としては、双方とも積極的な応援は控えるつもりです。
もちろん、自分なりに候補者を比較させていただき、意中の方の当選に向け微力ながら汗は流すつもりですが、選対に入ってともに活動することはしないつもりです。
選挙後の議会においてフラットに対応していきたいので、当面は「どちらも頑張れ!」
県営野球場の行方は…
大村氏に続き康友氏も正式に出馬会見を行い、連合静岡、自民党県連、県議会会派などにそれぞれ面談し、政策の説明をされました。
浜松市民の注目は「篠原地区への県営野球場」だと思いますが、
大村氏:地元の考えを尊重して進める
康友氏:ドーム型が使い勝手もよく経済効果が見込める
ってことは、どちらが静岡県知事になっても県営野球場は2.2万人のドームを主軸に計画を進めるってこと。
リニア問題も、両氏とも、環境と水資源を守ったうえで推進する。
経済の活性化も表現は異なるが内容は同じ。
決定的に異なる争点なしの選挙で、県民は何を求め何に期待し、何を選択肢として一票を投じるんでしょうか?
国との関係修復は、康友氏は国会議員経験者なので国会議員にパイプがある。大村氏は各省庁の官僚が同僚又は後輩でパイプがある。
議員とのパイプか官僚とのパイプか➡実は大きな違いだと個人的には思っています。
県知事ですから、農業・性産業・サービス業の振興、人口減少に高齢化問題、環境問題に健康問題などなど360度全方向の政策が求められますが、
理想の羅列では、きれいごとにしか聞こえませんので、優先順位と目標達成のスケジュール感も公約の中にしっかりと流し込んでいただければ、県民の関心も高まる事でしょう。
私としては、第三極の候補者が現れ、真っ向から政策論争となる選挙となり、県民が静岡県の今と将来をじっくり考える機会にしていただくことを希望します。
静岡県知事選挙へ
先ほど川勝知事は辞表を提出。
静岡県知事選挙の出馬~論争が表舞台となります。
静岡市の経済界が推す「大村慎一氏」か浜松の一部の経済界が推す「鈴木康友氏」か?はたまた第三の候補者が出現するのか?
個人的には、誰が静岡県知事になっても、まともな議論さえできれば良いと思っています。
中部VS西部の綱引きも、自民VS連合の綱引きも興味はありませんが、
知事選の争点として
①県営野球場の規模と是非=県の姿勢を明確にすべき
②人口減少=とりわけ若い女性の流出を食い止める政策=待ったなしの問題
③地場産業の育成政策=リーマンショック・新型コロナ以降の回復の遅れ
④医師不足解消と子育て支援政策=医師不足県の解消
⑤他県の首長や国とのパイプの太さ=これまでの実績と人柄
が、知事選の争点として私の優先順位です。
川勝知事が進めてきた文化観光は一定の成果を上げているので、ここはひと段落とし、観光業や観光地の自立を促していけば良いと思います。
一方、リニア問題で沿線沿いの首長、これまで国への要望を行わない姿勢=国との関係が希薄になってしまった部分は、早急に関係回復を望みます。
さらに優先順位は低いですが、中国依存(文化交流~観光誘致)からの脱却も今後の課題として知事に投げ掛けていきたいと考えています。
しかし、360万人もの県民がいながら、2人しか候補予定者として名前が上がらない、手が上がらないのは、寂しい限りです。
公立高等学校の存続に向けて
今日、地元の私立の中・高等学校の入学式に寄せていただきました。
この学校は今年で100年の歴史を持つ浜松市でも歴史のある学校なのですが、常に新しいことにチャレンジをされています。
女子高からスタートし、中学校と高等学校を持ち男女共学に移行。
2013年には校内にWi-Fiを網羅し、iPadの全面導入をされています。※公立より10年先行していることになります。
また、教育にSDG’sの精神を取り入れ、様々な活動を生徒が主体的に行い、2022年には「ユネスコスクール」に認定されました。
さらに、今年度からは「将来の日本づくり」を担う人材育成のため、放課後10分程度で「政治講座」を開催していくとのこと。
少子化の中、生き残るための特色づくりと、多岐にわたる教育=人材育成を真正面から危機感を持って取り組んでおられます。
それに引き換え、公立高校の体たらくは嘆かわしい。特色ある学校づくり、魅力ある学校づくりで子供たちに寄り添い、誰一人取り残さない教育云々…
教育委員会の掲げているスローガンは立派なものですが、いざ定員割れが続けば、統廃合で数合わせをするだけが現状ではないのだろうか?
実業高校がその矢面であり、個性や専門性を高める教育を行うのであれば、生徒数が1学年30人でもその専門教育に学科を変更(例えば電子課といった漠然とした課からゲームプログラミング課といった各論的な課に移行したり)し、
少数精鋭の課をつくっていくことだって可能でしょう。県内の数校の各専門クラスをネットでつなぎ遠隔授業で進めるサテライト学校で県内に専門性の強い課をつくっていく。
少子化の中、後者も教員の数も変えずに経営を続ける方法は、知恵を絞ればまだまだ出てきそうです。
これまで、静岡県内の公立高校のライバルは同じ地域内の公立高校でしたので、受験者数を中学校と相談してどの高校もほぼ定員入学の調整を行ってきたのが事実ですが、これでは全く子供の立場になっていないのは明白。
子どもが行きたい学校に自由にチャレンジする。高校は一人でも多くの子どもが目指してくれるように魅力づくりを努力する。
学校と生徒の健全な関係を教育委員会はもう一度見つめ直す必要があるように感じた入学式でした。