お知らせ(ブログ)
いよいよ追い込み!
静岡県知事選挙も残すところ4日間。
両陣営とも最後の追い込みをかけ県内各所を奔走しています。
相手陣営をにらんで、双方政策が微妙に変化したり、方向転換する政策もあるようですが、戦略とはいえ、選挙中に公約が変化するのは好きではありません。
立候補表明当初からブレていないのは共産党の森さんですね。
さらに康友氏・大村氏は経済成長戦略は訴えていますが、賃金アップの個人所得増に言及しているのも森さんだけ。
連合や立憲、国民が推薦する康友さんにこそ、賃金アップを通じた政策で「幸福度日本一」を訴えて欲しかったなぁ。と感じています。
完全無所属の私は、与野党対決にも地域間対決にも、経済界対決にも興味がないので、どちらの陣営にも加わることを辞退申し上げました。
あくまで、いち有権者、いち個人として信ずる人に声援を送り念を込めて一票を投じるつもりです。
ただ、両陣営とも超短期決戦であり、選挙態勢も不安定なことから、様々な依頼を受けますので、可能な限り人手の足りない現場作業はお引き受けしました。
知事が変われば行政の施策の方向性も変わります。知事の考え方ひとつで組織はどちらにも方向転換します。
首長は、これまでの流れを180度ひっくり返すこともできます。
故に、私たち県民にとって大切な選挙です。どうかせっかくの投票権を無駄にしないでください。
旧南区という表現
7区から3区に行政区が改変され、中区・東区・南区・西区と北区の一部は「中央区」となりました。
あまりに広い中央区なので、中央区のどこそこ町と言われても、ピンときません。
地元の方たちは相変わらず南区と言っていますし、旧西区の方たちと同じ区内と認識している人も少ない。
浜松市が説明してきた行政区が変わるだけで、市民の生活には何の変りもありません。今まで通りです。は正解なのか?
確かに区役所は浜松市行政センターに名称を変え、様々な市民サービスや申請の窓口業務を行っているので、一般市民の利用に変化はありません。
区役所がセンターになり区長は減ったがセンター長が増えた。避難場所の案内図(ビラ)が中央区のマップになったので、はるか数十キロ先の避難場所が掲載されている。
学区ごとの避難場所マップを作ってほしい。との声を数名の自治会長からいただいている。
私たちの生活圏は自治会単位、学区単位の中で動き成立しているケースが多いのです。
農家の方で、ほかの学区で農作業をしている方は稀ですし、買い物もかかりつけ医、もちろん通学も学区内。
広大な行政区をひとくくりで扱うことが行政コストの縮小につながるかもしれないが、広大な行政区が出現したことにより、よりきめ細かな住民対応も求められています。
市民の立場からすると、区割りは細かければ細かいいほど区内の声が行政に届きやすく、可能ならば区独自の予算を設定し、ダイレクトに施行できるシステムなら、
区民と行政が一体となった課題解決の議論もし易いのではとも感じます。
浜松市も人口減少と高齢化が進んでいるので、行政コストの削減とスリム化は大切なアクションですが、市民サービスの切り詰めや有料化に走りすぎると人口減少に拍車がかかってしまう懸念もあります。
康友さんから中野市長に代わり1年。総務省出身の地方創生のスペシャリストである中野市長が発表する長期ビジョンの課題認識と方向性に注目したい。
推し活
NHKの「ドキュメント72時間」でアニメ系のグッズ買い取り店で取材をしていました。
来店者は「いわゆるアニメの推し活」をされている方で不要になったキャラクターグッズを売りに来ていました。
63歳のオッサンには「推し活」というものがナカナカ理解できない中、この番組は非常に役に立ちました。
私も幼稚園の頃、テレビの「ウルトラQ」や「バンパイヤー」を見て、得も言われぬ不安や恐怖を覚えたのは、テレビの世界への感情移入だったのか。と気づいたこと。
大人になり、オッサンになり、テレビ・映画(アニメは何十年も見てない)などの世界は、バーチャルであり現実とはかけ離れた偽物の世界だと決めつけ、感情移入することなど無くなっていました。
しかし、取材を受けていた人たちの多くは、アニメの主人公やわき役に自分を重ね、時に励ましてもらい、時にやさしく寄り添ってくれる存在であること。
つまりは、感情移入をされているのです。
感情移入しやすい性格として「共感力が高い」のが特徴とされています。
えっ、政治には重要な資質じゃないですか!私にはこの大切な「共感力」が欠けているのか?としばし、考え込んでしまいました。
また、感情移入しやすい人はHPS(強い感受性で人口の10~20%)の傾向にあり、感受性が強すぎると他人の「悲しい」「嬉しい」「イライラ」などの感情に移入してしまうため、疲れてしまいます。
そういえば、小泉元総理の「鈍感力」なんて本がありましたね。
自分の信念・考えを貫くためには、周囲の声に左右されない強い意志か鈍感力が役立つみたいな。
どうやら、私は、こちらの路線のようです。
静岡県知事選挙=共産党参戦!
鈴木康友氏、大村慎一氏ともに静岡県政を担っていただくに相応しい人物だと思いますが、
明確な政策の違いが無いのは有権者にとって悩ましいところだと思います。
逆に言うと、お二人とも静岡県への課題を共有していると言えます。
しかし、県民の最大の関心ごとであろうリニア中央新幹線の静岡工区への取り組みと、私の選挙区である浜松市民は県営野球場をどうするのか?
この2点とも、両者ほぼ同じ推進の考え。
特に野球場については多額の税金を投入するため、浜松市民だけではなく県民全体の意見に耳を傾けることが必須。
県ではパブリックコメントを募集していますが、強い意志の方しか是非のコメントを送らない傾向にあるため、サンプル数も少なく、この手法だけで県民の総意とするには無理があると感じています。
昨日、共産党が擁立を決めました。
共産党は明確にリニア反対。県営野球場反対を訴えていますから、政策的には真っ向からの対立軸となります。
とへ言え、共産党アレルギーの有権者も多いでしょうから、リニアや野球場には反対だけど、共産党に投票は躊躇することも多分に考えられます。
しかしながら、共産党候補(予定者)がどの位の得票を得るかで、県民の思考は予測することもできるかも知れないので、今回の共産党擁立は、私としては大歓迎。
→これまでの知事選や参院選での共産党票。県内35市町の共産党議員の獲得数。これらと、今回の得票数を並べて見比べれば、是非のムード感は掴めるのかな?と思っています。
それぞれの陣営はゴールデンウィークどころではないと思いますが、活発な論戦を期待しています。
静岡県知事選挙は全面対決へ
県議会会派の自民改革会議は大村氏を推薦。
ふじのくに県民クラブは康友氏を支援。
与野党と中・西部の複雑かつ全面対決の構図となりました。
世の中に「知事与党」などという存在しないコトバがある以上、新知事誕生後の議会運営にも変化が出るでしょう。
どちらが知事になるか分かりませんが、支持した会派は「知事の擁護を続ける」運命を背負うのでしょうか?
正直、政党の争いを地方議会に持ち込んでほしくはありません。
地方議会は、「知事=行政 VS 議会」の二元代表制があるべき姿なのです。
議会=議員がよくよく話し合い、行政の施策を推進し、時には行政の襟を正し、勇気をもって施策の中止を迫ることが必要だと思います。
静岡県議会は、修正案が少ないのは、全員協議会の場が無いことも原因の一つに感じます。
議場で、議員全員が意見を述べ、集約する。当然、最終的には多数決となるのですが、相反する意見に耳を傾けることは大切ですよね。
今回の知事選も与野党対決となってしまったので、完全無所属の私としては、双方とも積極的な応援は控えるつもりです。
もちろん、自分なりに候補者を比較させていただき、意中の方の当選に向け微力ながら汗は流すつもりですが、選対に入ってともに活動することはしないつもりです。
選挙後の議会においてフラットに対応していきたいので、当面は「どちらも頑張れ!」