お知らせ(ブログ)
2024 / 12 / 03 10:44
静岡県 特別職の給料引き上げ
職員の給料は毎年改定されていましたが、県議会議員や知事の「特別職」は他県の給料とのバランスや新型コロナの影響を考慮し、2016年から据え置いていました。
で、今回、知事の就任に伴い静岡県特別職報酬等審議会が3年ぶりに開催され、給料の引き上げが妥当という結論に至った。とのこと。
この答申は、12月議会で議決される流れです。
私たち議員の給料も月額で3万円ほど上がるようです。
注目すべきは知事の給料と退職金で、退職金は全国1位の額となり、1期4年間の給料と退職金(知事は1期4年ごとに退職金が発生します)の合計は1億3383万4千円。
一方、県の財務状況は相変わらず苦しく、今年度は約500億円の赤字。来年度予算(編成中)は600億円程度の赤字財政となる事が見込まれています。
バナナのたたき売りのような報酬カットのパフォーマンスは賛成できませんし、議員と知事の報酬をカットしたところで600億円の赤字には「焼け石に水」だとは思いますが、特別職は据え置きでも良かったのではと思います。
新型コロナの時には、コロナに対応する病院の医療従事者(看護師)の過酷な勤務や環境を応援するため、県議会議員1人100万円の報酬を基金に入れたこともありましたが、県民生活に寄り添う意思表明をしては適切だったと思っています。
この時は、自民党会派からの提案に私や他の会派も快諾して実現したと記憶していますが、今回も自主的に議員の報酬は据え置き、その分を県の基金としてプールしても良いのかなと感じています。