お知らせ(ブログ)
2023 / 07 / 05 12:26
政治かとして、トップとしての発言の重み
2021年の参議院議員選挙の応援演説において御殿場からの候補者に対し「特産物はコシヒカリしかない。」と発言し、地域の亀裂を生んだとして、議会は辞職勧告決議をおこないました。
この決議を受け、川勝知事は「自らを戒めるために、給料と冬のボーナスを返上します」と反省しました。
ところが、今になって、【給料も冬のボーナスもガッツリもらっていた】ことが判明したのです。
返上すると反省していたのに、ちゃっかり全額受け取っていたことが明るみに出ると「熟慮の上、職責を全うすることで返上を撤回した。」と釈明。
知事として、その職責を全うするのは当然の事ですよね。
その上で、自らが発した暴言に対し、自ら給料とボーナスの返上というペナルティを課したのです。
熟慮して返上を取りやめたのなら、返上するとの発言は思い付き・その場しのぎだったのでしょうか?
最近の知事の発言は、整合性のカケラも見られないし、平気で知りませんでした。聞いていません。間違っていたなら、訂正すれば良い。などと、行政最高責任者としての発言の重さは全く感じられません。
人間75歳にもなると、各細胞は老化・劣化し記憶力は低下します。前頭葉が委縮し周囲への配慮が薄くなり、思い込みも激しくなるそうです。
川勝知事も75歳の後期高齢者。「老いては子に従え」と申すように、自分の意見を押し通すのではなく、職員幹部とよくよく話し合い、持論は押し殺してでも、幹部の考えをまとめて発言する。
それも組織としてのトップ、最高責任者の大切な姿だと思います。