お知らせ(ブログ)
会派を組むということ
地方議会は二元代表制なので、本来は行政(首長)対 議会(議員)が是々非々で議論をする制度です。
しかし、現実としては議員は「会派」を組み、議会運営も会派を中心に運営されます。
静岡県議会の場合、代表者会議や議会運営委員会で議案や提案、日程や運営、ルール改定などが決められます。
私は「遠江の会」という会派名で活動をしていますが、静岡県議会の場合「4人以上を会派」としているので、議会上の「一人会派」は単なる無所属議員となります。
議長・副議長は選挙で、各常任委員会の正副院長は「会派の所属人数に応じてドント方式」で選出するので、無所属の私に役がつくことはありません。
これはこれで、気楽なポジションです。笑
しかし、一人会派=無所属でも有権者の皆さんから付託を受け選出していただいた立場なので、議会も気を使っていただき、出前講座などの議員派遣や議会としての視察には、必ず無所属議員も1名は枠を作ってくれます。
本会議での質問も、会派を問わず、各議員は1年に1度です。(ただし、代表質問に立つ議員だけ与えられる発言時間が長い)
私も、好き好ん一人会派でいる訳ではありません。同じ課題感、同じ政治理念や姿勢の方がいれば、会派を組みたいと思っています。
何故なら、課題に対する調査研究も一人より仲間と意見交換をしながら行った方が、より良い解決策も見つかるでしょうし、知事への提言も効果は大きいと思います。
まぁ、無所属議員てのは、様々な理由で無所属(一匹狼)な訳でして、そう簡単に塊にはなりません。
逆に考え方が違うのに無理くり会派に合流するのも躊躇してしまいます。
議場での採択は多数決ですので、自民党さんとしては2/3を占めたいところですが、今期は、自民+公明党+無所属でも50名。あと一人足りません。結果として有権者の皆さんは絶妙のバランスをつくったと言えますね。