お知らせ(ブログ)
逢初川土石流災害検証・被災者支援特別委員会>>>熱海土石流
熱海市伊豆山で発生した不法な盛り土が原因の大規模土石流について、、静岡県と熱海市の行政手続きを検証した「県行政対応検証委員会」の検証結果が不十分だとして、県議会では特別委員会を設置し質疑を行ってきました。
①行政が検証を急がせた事実②議事録を残していなかった=事務局をしていた(元)県職員の支持による③砂防法を適用しなかった県行政の責任は?
私が重視しているのは「砂防法の適用を行わなかった」ことです。
川勝知事は、残土投棄を制限する砂防法の規制が放置されていた問題について、当時の砂防担当者が開発状況を確認しなかったとみられる対応について「細かなことだ」「特段、間違ったことをしたとは思っていない」と述べました。
しかし、国交省は「山肌が露出していたので規制区域指定が必要だった」との見解を示しました。
そして、特別委員会の参考人にたった県行政対応検証委員会の委員長を務めた青島伸雄弁護士は、「論点外だった。ちゃんと適用すれば事件(土石流災害)は起きるはずがない」と述べ、検証委員会は報告書で砂防法に関する県の対応を「妥当」としていたが、青島氏は検証不足を事実上認めた。
知事が会見で細かなことだと言い放った事は重大な責任逃れであり、行政の責任を感じていない表れ。
被災者に寄り添うとアピールしていた川勝知事ですが、まったくの裏腹だったと言わざるを得ません。
これらの知事発言の原因は、部下からの説明や経緯を確認する前に、自分の間隔で判断発言をするからだと思います。
リニア新幹線のトンネル工事をめぐっても、知事が発言、その後、難波副知事が訂正や補足を強いられる場面も多々ありました。
これは、御殿場コシヒカリ発言にも通ずる川勝知事の致命的な短所だと思っています。
特別委員会の取りまとめ次第では、12月議会は大荒れになるかも…