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山本たかひさ

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静岡県議会議員【浜松市中央区(旧南区)選出】
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2019 / 10 / 11  09:12

静岡県の最低賃金

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今年の10月から全国の最低賃金が変わります。

厚生労働省が発表した地域別の最低賃金金額海底の

目安に基づくもので、Aランク28円、Bランク27円、

Cランク26円、Dランク26円 が目安となりました。

静岡県はBランク県ということで、27円アップの885円

となります。

この最低賃金は、全国の都道府県において第8位と他県と比較

しても悪い金額ではありません。

しかしながら、近隣の神奈川県=1,011円 東京都=1,013円

愛知県=926円と若い方の県外流出の一因となっています。

先般、「美しい”ふじのくに”まち・ひと・しごと創生 総合戦略

の評価が行われ、働き手の確保としてこの問題が取り上げられました。

中小企業団体からの発言で、東京や神奈川に比べ静岡県の賃金は

安いので、労働人口が流出してしまい、人材の確保が厳しい反面、

賃金アップは死活問題となる。※東京や神奈川に負けない賃金設定を

行い、その差額分を行政が負担してくれないか?との意見(要望)が

出された事には、残念で仕方ありません。

経営が苦しいから、公金で補助して欲しい。という考え方そのものが

その企業の競争力を減衰させ、経費削減の取り組みも後退しているの

ではないでしょうか?

企業単体の「ボヤキ」なら理解できますが、関係団体の発言としては

残念でした。まず、業界で最低賃金の目標を掲げ、仕入れ価格・販売

価格をどう設定し、何をすれば実行できるのかを考える。

人件費以外の経費削減にどうやって取り組むのかを話し合う。

それでも、人件費が回らず人材を確保できない業界は、補助をいれても

延命措置にしか過ぎないのではないかと思います。

下請け・孫請けの厳しい経営環境があるのは事実ですが、孫請け同士が

合併したりして交渉力をアップするとか、オリジナルの製品(メーカー化)

を検討するとか、しないと、苦しいから補助金で補てんという考え方では

最終的には廃業となってしまします。

儲かる農業・儲かる工業・儲かるサービス業のために、県として良いアドバイス

ができるよう調査研究をしてまいります。

 

2024.04.26 Friday