あなたの声と県政を結ぶ
山本たかひさ

皆さま、はじめまして。
静岡県議会議員【浜松市中央区(旧南区)選出】
山本たかひさ です!
 053-424-7735
お問い合わせ

お知らせ(ブログ)

2025 / 10 / 30  10:23

不登校者数35万人

「我慢しなくていいんだよ」「学校だけが学びの場ではない」「多様な学びの奨め」

こんなことを評論家も学者も教育委員会も文科省も声を揃えて推進しているのだから、当然の結果だと感じる。

静岡県も不登校者数は12,000人にのぼる。

先に行われた決算特別委員会(分科=文教警察委員会)で、令和6年度の不登校対策費の執行率が80%程度で600万円余りを返還していることに対し

「年度末ギリギリまでほかにできる対策は無いのか?」「計画通りに事業を完結し予算が余ったのなら結構なことだが、何の実績(不登校者数の減少)につながっていない」と厳しく追及。

「憲法で保護者は子どもに義務教育を学ばせる義務があると同時に、自治体は社会人として世の中で生きていく最低限の基礎学力である義務教育の学びを無償で提供する義務がある」

「不登校とは、その学びの提供を拒否されたということ。」「さらには、学びの無償提供ができないということは、義務を放棄していること」

「これは義務教育にとって致命的な事案だと、もっと危機感を持って対策に汗を流してほしい」と厳しい意見を述べました。

最近の離婚率の高さも、「我慢しなくていい」「一人一人の個性や人格・人権を最優先にする生き方」こんなスローガンともいえる風潮が影響していると感じます。

無理と感じる度合いやその重さは個人差があるので一括りでどうしろとは言えませんが、人が本能以外の理性やルールに縛られながら集団行動や社会参加をする生き物である以上、日常の様々なシーンで我慢が生じます。

その我慢も簡単に乗り越えたりスルー出来る人もいれば、苦痛となって重くのしかかってしまう人もいるでしょう。

しかし、それらを自ら排除するために、集団から離れる。社会参加を拒む。

部屋にこもって独りで好きなことに没頭することは、ひととときの安らぎであって、一生続けるのは困難である。つまりその先にはもっと重い我慢が待っている可能性が高いと思います。

さらに不登校に限れば、その原因の多くは人間関係。さらに人間関係の多くの原因は「いじめ」だといいます。

外国では、いじめた生徒が転校(退学)になるケースが多いのですが、日本は、いじめられた子が転校し、知り合いのいない学校で再びいじめにあい、追い込まれて自ら命を絶ってしまうケースもあります。

陰口だろうが、パンチやキックだろうが、「暴力であり犯罪だ」ということを、まずいじめた側に毅然と説明することはしないのだろうか?

「何で、悪口言ったの?どうして手が出ちゃったの?」ではないんじゃないのかなぁ。

先ず、厳しく叱り、陰口や暴力が悪い事だと認識・認めさせる。その上で、そこに至った背景を丁寧に聞き、和解の道を探る。

犯罪を犯したら、まず拘束・逮捕。ですよね。

2025.10.31 Friday