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山本たかひさ

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静岡県議会議員【浜松市中央区(旧南区)選出】
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2023 / 10 / 01  07:26

本日よりインボイス制度が始まる

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マスコミでもSNSでも、インボイス制度はフリーランスや零細企業の事務負担が増え収入が減る。悪策だと批判の声が高まる中、今日から制度がスタートします。

そもそもインボイス制度は2016年の税制改正で導入がきまったのに、なぜ7年も反対の声が高まらなかったのか不思議でなりません。

インボイス制度は、軽減税率による消費税率の違いを明確にしスムースに消費税を納める(みなし事業者からもガッツリ税を徴収する)ための制度で、そもそも8%・10%の複数税率が無ければインボイス制度は必要ないと国会答弁でも出ていました。

となると、複数税率(軽減税率)を推進したのは公明党だったことを皆さん覚えていますか?

そして軽減税率を後押しし、ちゃっかり自分たちも軽減税率の対象になろうとゴリゴリにロビー活動を行ったのが「新聞協会」でした。

見事、新聞協会のロビー活動は成功して、新聞は軽減税率対象という優位に立ち週刊誌などと差別化を図ることができました。

※自分たちは軽減税率の優位性にあやかることができたので、インボイス制度を問題視してこなかったのだと思います。

とはいえ、制度は始まったのですから、登録して消費税を納めるか、登録せずに頑張ってみるかの二択しかないのが現実です。

仮にインボイス制度を廃止する代わりに消費税率を一律10%にするとなったら、世間の反応はどうなるのでしょう?

とある漫画家が「アシスタントスタッフは200万程度の収入しかなくインボイス制度で消費税を払うと生活は極限まで厳しくなる。業界の衰退につながる。」と訴えていますが、そもそも漫画のアシスタントは超過激な労働環境なのに200万円しか年収がない事が問題で、アシスタント=弟子=修行という超ブラック企業の考えが未だにまかり通っていること自体が大問題なのです。

フリーランスと呼ばれる人たちの仕事内容は様々ですが、毎日サラリーマン並みに職務についている人は少ない(仕事のある時だけ仕事をする→毎日8時間の勤務を要する職種ではない場合が多い)

クリエイターなどは、アイディアと開発に膨大な時間を要する場合があるが、当たれば収入も莫大なケースもあり、その人それぞれの仕事やライフスタイルに対する考え方の違いでその職を選択しているのですから、制度に合わすか制度を乗り越えて仕事を受注するか。

その上で、社員だろうがフリーランスだろうが年収300万円未満の収入は所得税率を思い切って下げ、実質の手取りを確保する税率改正は必須だと思います。

岸田総理の格差是正は、なかなか納得のいく施策が未だ見えてこないのも事実でしょう。

2024.05.07 Tuesday