お知らせ(ブログ)
7年間開催しなかった理由の説明は?
川勝知事と浜松市・静岡市の両政令市長との会談G3が7年ぶりに開催されました。
7年間もの間、3者会合が行われなかったのは、県民のだれもが周知の「前静岡市長と川勝知事の確執」です。
この会合は、深刻な人口減少を食い止めるための教育環境整備や激甚化する豪雨災害に対応した河川管理などを議論し、川勝知事は「充実した実質的な会議になった。」と開催の意義を強調しました。
静岡県の人口減少問題は今に始まったことではありません。この7年間、人口の最も多い政令市との協議を怠っていたのは誰ですか?
激甚化する豪雨災害もこの2・3年の話でもありません。
大切な協議の場を7年も放置しておいて、今さら何言ってるの?という感が強い。
そもそも、このG3を開催しなくなったのは、田辺前静岡市長が「政令市は県と同等の権限を認められているので静岡市の内政にあまり口出しするな」という至極まっとうな意見に川勝知事が腹を立てた。それだけの理由です。
正論を言われ、自分こそがこの静岡県の唯一無二のトップ(王様)であるというゆがんだプライドが傷つけられということです。
組織の長は、その権力を振りかざすのではなく、全体のまとめ役・相談役に徹するべきなのに、常に権力の刃を振りかざし、自分に批判的な人を排除する。
これは、県内市町の首長だけではなく、職員(幹部)や議員に対しても同じことを繰り返してきたと感じています。
今、県庁では県民が感じている以上に組織崩壊が進んでいます。部局の幹部は川勝知事の顔色を見ながらビクビクし、知事の無責任かつ独断での決めつけ発言の火消しに終われ、真っ当な意見も知事にとって耳が痛い事実報告もなかなかできない状態がまま見受けられます。
県庁(組織)は何のために存在するのか?知事のためではなく県民の幸せな生活の実現のために存在するのです。
我々、議会も同じ。知事と仲良くするためではなく、知事とけんかするためでもありません。
どうしたら、静岡県民が安全安心な社会で心豊かな暮らしを送ることができるか。この一点を追求していくのが責務。
ダメなものはダメと声をあげ、気持ちの悪い擁護派はしない。逆にだけ出しをするならポーズではなく、知事の首を取る覚悟(同時に県民のためになる知事候補の擁立)を持って挑みたい。