お知らせ(ブログ)
生まれ育った南区
浜松市南区芳川町(1954年までは浜名郡芳川村だったとのこと)に生まれ育ちました。
芳川(ほうがわ)は、明治時代に芳川という川の周辺の家が村を形成し川の名前にちなんで芳川と名付けました。
この芳川は、当時の芳川は葦が沢山あったので「葦川(よしかわ)」→「葦(よし)を芳(よし)」→「芳川(ほうがわ)」となったと聞きます。
私が小学生低学年の頃は、町内には50軒程度しか家がなく見渡す限り田んぼでした。(お隣の安松や本郷町はさらに田んぼが広がっていました)
自宅からとほ3分の小学校、徒歩2分の中学校区は、とてつもなく広域で、中学校区は現在の芳川地区・河輪地区・五島地区で1クラス40~42名×9クラス=全校生徒数約1,150名と
芳川小・河輪小・五島小・遠州浜小→この4小学校が南陽中学校へ通っていました。
現在は、南陽中学校・東洋中学校・江南中学校の3校に分かれていますが、3校合計で1,030名と全国的な少子化・人口減少と比較すれば、頑張っている地域といえます。
なんとなく、あくまで個人の感想なのですが、この地域の子供の数が大きく減ってないのは「家庭の収入」ではなく「田舎ながらの同居」があるように感じます。
爺ちゃん、婆ちゃんがいるから、夫婦共働きでも子供の面倒を見てくれるという安心感があるから…と感じるのです。
少子化問題は国が、経済的な支援が効果的と判断し、児童手当や育児休暇、世帯課税などさまざまな施策を行ってきましたが、効果は見られません。
核家族化や仕事に対する価値観、生き方や家庭・家族の在り方への考えが、50年前とは大きく変化したと思うのです。
現に例えば、世帯年収300万円未満の世帯には子どもがいなくて、世帯年収2000万円の家庭には子どもが5人いる。なんて事はないですよね。
今の日本人は何を求めているのか?その現実に対して、国はどうしたいのか?多分の両者のギャップは大きいと思いますが、ここをしっかり説明し対話し溝を埋める施策を行わないと、近未来の日本は大きな苦境に立たされると思います。