お知らせ(ブログ)
不登校防止への取り組み
全国的にも、静岡県も不登校の子供たちの数が増え続けています。
昨年の静岡県内の小中学校の不登校者数が6,281人。
全国の都道府県で、ワースト7位となっています。
不登校の理由として「いじめ」「人間関係」が最も多い理由となっています。
県や各学校では道徳授業を通じ、いじめや差別に対する指導、SNSなどでの誹謗中傷に対する指導を行っていますが…
なぜ、いじめや人間関係に問題が生じてくるのか?
皆さまも多かれ少なかれ経験があると思いますが、授業がつまらない。教科が理解できない→学校が楽しくなくなる→学校に行っても顔は曇りがちで無口になる、気分がよくないのでクラスの仲間と話さなくなる
→こうして気づかない間に「いじめの標的」となってしまう。
特に「中1ショック」とは、小学校の授業から授業内容、教科内容が大きく変わり、授業についていけなくなることから不登校につながるものです。
ならば、授業が楽しい、教科が理解しやすいようにすれば良いのです。
せっかく一人1台タブレット端末を持たせて授業をしているのですから、理科や化学の実験は教科書ではなく動画を見る。しかも伝次郎先生の実験のように面白おかしく興味を引き、かつ分かりやすい実験動画を県が責任を持って製作する。
歴史や地理もアニメーションを作り、分かりやすい・記憶に残りやすい教材を使う。
まさにIT授業のあるべき姿だと思います。数分間の動画やアニメを見ている時間は、先生は生徒たちを見回り、遅れている子供たちに個別説明をする(補助担任のような動き)ことで、誰一人取りこぼさない授業に近づくのではないでしょうか?
また、動画やアニメの教材づくりには、教職課程を先行している大学生や講師など若い頭脳と、製作のプロで構成(もちろん教員監修のもと)柔軟な切り口で製作をしたいと考えます。
教育は、必ず結果の出る未来への投資です。義務教育の小中学校でしっかり投資すれば、9年後の高校進学という結果がはっきり出ます。
高校教育でしっかり投資すれば、3年後に偏差値や合格大学と結果が出ます。
これを恐れて「事なかれ主義で学校運営方針を決めている学校長」任命権者である教育委員会にも大きな責任があるのでは?
新しい時代(IT・DX)には新しい授業手法が生み出されるべきで、私立の中高校では、とっくに始まっているのです。