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山本たかひさ

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静岡県議会議員【浜松市中央区(旧南区)選出】
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2023 / 03 / 22  11:12

不登校防止への取り組み

全国的にも、静岡県も不登校の子供たちの数が増え続けています。

昨年の静岡県内の小中学校の不登校者数が6,281人。

全国の都道府県で、ワースト7位となっています。

不登校の理由として「いじめ」「人間関係」が最も多い理由となっています。

県や各学校では道徳授業を通じ、いじめや差別に対する指導、SNSなどでの誹謗中傷に対する指導を行っていますが…

なぜ、いじめや人間関係に問題が生じてくるのか?

皆さまも多かれ少なかれ経験があると思いますが、授業がつまらない。教科が理解できない→学校が楽しくなくなる→学校に行っても顔は曇りがちで無口になる、気分がよくないのでクラスの仲間と話さなくなる

→こうして気づかない間に「いじめの標的」となってしまう。

特に「中1ショック」とは、小学校の授業から授業内容、教科内容が大きく変わり、授業についていけなくなることから不登校につながるものです。

ならば、授業が楽しい、教科が理解しやすいようにすれば良いのです。

せっかく一人1台タブレット端末を持たせて授業をしているのですから、理科や化学の実験は教科書ではなく動画を見る。しかも伝次郎先生の実験のように面白おかしく興味を引き、かつ分かりやすい実験動画を県が責任を持って製作する。

歴史や地理もアニメーションを作り、分かりやすい・記憶に残りやすい教材を使う。

まさにIT授業のあるべき姿だと思います。数分間の動画やアニメを見ている時間は、先生は生徒たちを見回り、遅れている子供たちに個別説明をする(補助担任のような動き)ことで、誰一人取りこぼさない授業に近づくのではないでしょうか?

また、動画やアニメの教材づくりには、教職課程を先行している大学生や講師など若い頭脳と、製作のプロで構成(もちろん教員監修のもと)柔軟な切り口で製作をしたいと考えます。

教育は、必ず結果の出る未来への投資です。義務教育の小中学校でしっかり投資すれば、9年後の高校進学という結果がはっきり出ます。

高校教育でしっかり投資すれば、3年後に偏差値や合格大学と結果が出ます。

これを恐れて「事なかれ主義で学校運営方針を決めている学校長」任命権者である教育委員会にも大きな責任があるのでは?

新しい時代(IT・DX)には新しい授業手法が生み出されるべきで、私立の中高校では、とっくに始まっているのです。

2024.12.13 Friday