お知らせ(ブログ)
常任委員会
私の所属する文化観光委員会での付託審議が始まりました。
私が注目した案件は、①私立幼稚園で給与の改善(値上げ)を行っている園への助成金=これは文化観光部が所轄である私立幼稚園に対し職員の給料を値上げした幼稚園に助成金をお支払するもので、今月までは国の事業で行っていましたが、期限が切れた来年からは静岡県が代わりに支援するものです。保育園も同様ですが、職員不足による事故も発生していることから人材確保の点からも給料の改善は必要です。また、幼稚園の職員に関しては、公立より私立の方が給与が低いとの試算も出ているため、尚更応援の必要があります。しかしながら、県内の私立幼稚園」は73園。内、給料を上げた幼稚園は52園。21の私立幼稚園は給料の値上げを実施していない事が分かり、県はこの助成制度をもっとアピールして県内全ての幼稚園で職員の給料値上げが実現するよう要請しました。
②ヴァンジ彫刻庭園美術館の無償譲渡について=長泉町にあるヴァンジ彫刻庭園美術館はコロナの影響もあり赤字経営が続き存続が難しくなったため、静岡県に無償譲渡を行い経営を引き継いでいただきたい。との要請に応えるかどうかを審議しているものです。
譲渡を受けた場合の件の負担は、年間9000万円との試算ですが、私は周辺の市町と負担分担を話し合う消極的経営ではなく、周辺の市町と協力して広報費を増やし、県内外に広く広告し来客を増やし収益を上げる積極的な継続運営も検討すべきだと訴えました。
民間が廃業するから、いやいや県が引き継ぐのでは、単なる税金の無駄遣い。収益を上げたり、県内の中・高校生の美術芸術授業の一環として教育資源として利用すれば、おおきな財産に化ける可能性もあるのです。→視察しましたが、素晴らしい庭園美術館でした。
③川勝知事の鳴り物入りの大型事業である「東アジア文化都市」世界に静岡の持つ文化・食・歴史・自然を知らしめる大きなチャンスと言う割には、事業展開が曖昧過ぎ。各市町で行われる数々のイベントを織り込んでいくとのことですが、何時何処で何をやっているかの告知はどのタイミングで行うのか未定。これで何を世界に発信できるのでしょうか?
などを質しました。