お知らせ(ブログ)
2022 / 08 / 03 04:53
熱海市土石流=残土の撤去命令
静岡県は熱海市で土石流を引き起こした伊豆山の埋め立て残土について前所有者の「新幹線ビルディング」に対し、撤去命令を出しました。
一番の悪党は、この新幹線ビルディングなる不動産業者であることは間違いない。
しかし、県は「正義の刃」を振りかざし、悪党退治で拍手大喝采とは言えません。
①業者が反論しているように、新条例を何十年もさかのぼって適用する法的根拠が無い
②県は、行政代執行も視野に入れていると勇ましいが、撤去代を支払えずに倒産または自己破産すれば、結局は税金で撤去したことになる
➂土石流を引き起こした原因は違法な盛り土ですが、指導してこなかった熱海市・静岡県の行政の怠慢にも責任はあります
県も健勝委員会も、砂防規制での対処を放置したことを問題にしていない上に、国交省との意見も食い違っている。
オープンにすると言いながら議事録をまったく取っていない打ち合わせの存在も明らかになっています。
都合の悪い部分を隠し、新幹線ビルディングと言う巨悪人に全ての罪をかぶせ、県下の構図「県=正義:新幹線ビルディング=悪」をつくり、県民に焼き付ける。
リニア中央新幹線問題と同じ構図です。説明の足りないJRを悪者VS大井川の水源を守る川勝知事は正義の味方と意識づける展開をしています。
もちろん、JRの説明責任と幽邃への対応は必須ですが、県の対応=JRとの話し合い、国交省との協力など疑問を感じる部分がたたあります。
なによりも、この案件だけを政局に利用している感がプンプン臭いませんか?