お知らせ(ブログ)
2月定例会の論戦が始まります
18日に開会された2月議会。18日は追加予算を審議。今週は後記アクションプランの集中審議を行います。
所属する建設委員会で私が注目しているのは「地域の足を支える公共交通機関の在り方」です。1月の活動報告でのアンケート結果でもかかりつけの医者や買いものへの不安の声が多く寄せられました。
過疎化地域の交通機関も検討していかなくてはなりませんが、高齢化が進むと生活圏での移動手段に不便がでてきます。
浜松市南区の場合、浜松駅から南区各地をつなぐ路線バスはありますが、南区の中を巡回するバスはありません。もっと言うと、日々の買い物に不便を感じる高齢者がますます増えてきますので、南区の東・中・西区域がそれぞれの生活圏になり、その中で運営するコミュニティバスや乗り合いバスをつくっていくことが重要となります。一般の住民のクルマを活用したハイヤー制度や市町の自主運行の乗り合いも試験的に行っていますが、自助(自分で運転ができない方)のために、共助なのか公助なのか?難しい課題です。
買いものについては、移動販売や宅配などのシステムも広がってきましたが、どうしても配達の手数料が加わり値段が高くなるので年金暮らしのお年寄りには厳しい生活費となります。移動スーパーは品数にも限りがありますし、自由にマイカーで動ける世帯との「消費格差」も問題視する必要があります。
政府も県もコンパクトシティを目指していますので、その一定圏内に消費や医療が確実に存在し、そのエリアの中を巡回する公共交通機関を設置していくことが理想のカタチなのかな?と思っています。
自動運転システムやAIを使った効率の良い乗り合いバスシステムなど、デジタルとIT技術により、この先の交通機関は大きな発展を遂げるものと期待をしつつ、今困っている方々への対応もしっかりと検討しなくてはなりません。
南区の高齢者はお元気な方が多く、畑仕事にグランドゴルフにマイカーを使っている方も多いと思いますが、5年後に自身での運転が可能かどうかとなると早急に対応を検討していく必要があります。
幹線道路の拡幅など渋滞緩和も必要ですが、今後のコンパクトシティ内の生活道路の規格化や自動運転のための道路整備、デジタルマップなど高齢化社会に対応した道路整備を進めていきたいと思います。
新型コロナ感染症対策も必要ですが、ウイルスの変異株と「いたちごっこ」に終始してしまわないよう、近未来を見据えて施策が必要だと思います。