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山本たかひさ

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2021 / 06 / 24  09:51

リニア新幹線と静岡県

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知事選挙もひと段落したので、リニア新幹線問題について現段階での私の考えをまとめてみます。

①リニア新幹線の必要性について…開発当初は世界各国で超高速列車の開発を目指している中、これまでの列車とは全く異なる駆動方法で超高速を可能にするリニア技術が生まれました。

 世界的にも優秀な新幹線技術(運行ソフトも含む)も諸外国の技術が追いつき日本としては新たな売り物が必要でしたので、まさに時代のニーズに応えるものと思っていました。

 しかし、IT技術・IT網の発達と、新型コロナ感染症により社会活動・経済活動のカタチは大きく変わり会議や商談はWEBで行い、人の移動は極力抑えざるを得ない時代となっています。

 となると、東京~大阪で現況ののぞみは2時間30分、リニアだと60分。この1時間30分の差がどれほどの価値を持つのか、世界の需要があるのか?と疑問が残ります。

 一方、世界に先駆けた技術とスピード、安全性(今後の運行を積み重ねたと仮定して)は日本の鉄道技術のシンボル的な象徴として世界へのアピールには貢献するでしょう。

②事業はJR東海ではありますが、既に〉3兆円の国庫も借款(実際には支援となるでしょう)していることから、国策としての位置づけも濃厚です。採算性はJRの考えにお任せしますが、莫大な電力を消費すると言われていますので、電力の確保はどうするのかも疑問が残り、原子力発電の増加を含むのか否かの説明も並行して検討されているのでしょうか?国策であるならば、国として補償交渉の席を設けるべきだと思います。

③大井川の水問題について…現状ではトンネルの湧水量はあくまで推測である点と、JR側の工事期間中だけ大井川へは水を戻せないとの見解に「全量を戻すと言った。一滴たりとも渡さない」との知事発言は現実的ではないし、そもそも湧水の元の水脈は全量大井川の水源となっているのかも分かっていないのでは?

 水量が5%減少したら流域の皆さんの生活にどんな影響があるのか?10%では?20%では?こんな試算も県はせずに、大井川の水が全てカラカラに干上がってしまうかのようなアピールが見受けられることも残念です。

④迂回の可能性について…JRの副社長は株主総会にて迂回は考えていないと発言しています。振出しに戻るたかコストを理由にしていますが、現実として計画されている新駅の周辺は開発が始まっており、関係の県や市町の一大事業として予算が組まれ工事も始まっているのですから、迂回でコースを変えたりしたら、それこそ損害賠償と企業の信用に取り消しのつかない事態となるのでしょうね。

⑤南アルプスの自然環境破壊、動植物の生態系への影響が懸念されていますが、自然を全く壊さずしての開発は現実的でありません。静岡県が早期開通を要望している第二東名も、中部横断道も、伊豆縦断道も自然破壊してます。山を道路で真っ二つに分断すれば生態系も当然影響を受けます。しかし、これらについては、県は何も声をあげていないのが事実。これらの道路は県民の生活が便利になるから自然を壊しても良とし、リニアは静岡県民の暮らしに関係がないから反対と県外の方から捉えられても仕方ないのでは?

私の考えは、リニアそのものは不要だと思うが、日本にとって国益になるのなら何とか開通させたい(水量減少による補償⇒長期または永久をクリアするのが最低条件)南アルプスの生態系・植物環境も懸念されて最低限の破壊で住むようJRは努力し、県は監視を行う。少なくとも交渉とは、ともに同じ目的に向かっていなけらば成り立ちませんので、リニア推進論者だと明言をされているのですから、実質的な交渉を進めていただきたいと思います。

もしも、選挙後のインタビューの通り、廃止か迂回を求めるのなら、判断はJRです。と逃げ道を作らず、記者会見で真正面から「静岡県はリニアのトンネル工事は認めません」と発表すべきだと思います。

知事の仕事は他にも山ほどあるし、県としての課題も山積しています。リニア一点で県政を語ってはいけません。今回の選挙は沖縄知事選挙を見ているようでした。(まとまってないか)

2024.02.24 Saturday