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2019/11/14
交渉事の難しさ

事案は、リニア新幹線のトンネル工事についてです。
リニアのトンネル工事に伴う、環境評価書に対する環境大臣の意見は、
①本事業により相当な環境負荷が発生。低炭素・循環・自然共生が
統合化された社会に向け、環境保全について十全な措置を行うことが
本事業の前提。
②土地の改変は必要最小限とし、環境影響の回避・低減に必要な措置、
モニタリング、事後調査を適切に実施。
③工事期間が長期にわたることから、状況の変化を踏まえ、評価項目を
再検討し、追加的な調査予測及び評価を行い、適切な措置を講じる。
④地下水位や河川流量について、精度の高い予測を実施、影響を最小限化
する工法を採用。
⑤湧水については、水質、水量等を管理し、適正に処理。湧水を放流する
際には、表流水への影響を回避・低減すべく、できるだけ多地点で放流。
⑥南アルプス国立公園及び拡張予定地の影響をできる限り回避し、
ユネスコエコパーク登録申請地の資質を損なうことがないよう配慮
【一部抜粋】
などの意見に対して、JR東海は、具体的な対策を提示していない又は実現
不可能な回答を出していることが、静岡県が本体工事の開始を認証しない
唯一の理由です。
但し、東京~大阪間の関係都府県はリニアの新駅を設置することから地域
への大きな経済効果が見込まれるので、当初の予定通り2027年の開業を
望んでいます。
我が静岡県は通過するだけなので、経済効果も何もなく、環境を破壊され
た上に大井川の水量が減ってしまったら、大被害どころか流域に暮らす
60万人の皆さんの生活が成り立たなくなる恐れもあるということで、慎重
に慎重を重ねた議論が行われています。
ここで、問題なのは、静岡県と他関係都府県との立場の違いです。
経済効果を期待し、早期開通を願う他都府県の理解と協力を得ずしてJR東海
や国との交渉は上手くいきません。
これまで、川勝知事は、・愛知県知事との言い合いやJRに地域振興を持ち
かけたり、国交省と文書の扱いを巡っての相違、挙句の果てには三重県知事
まで余分な情報をリークして怒らせてしまう始末。
川勝知事は、首長として「水と自然を100%守るのか」「自然破壊の代償と
して地域振興策(お金)か静岡空港地下駅?を勝ち取るのか?
方向をはっきり示すべきです。思い付きや憶測で、発言が二転三転し、結果
JR・国交省・他都府県の関係者全てを敵に回すことになっていませんか?
リニアについては、今後の行く先をしっかりと見続け、2月議会で川勝知事に
私の疑問や見解をストレートにぶつけるつもりです。