お知らせ(ブログ)
2019 / 10 / 14 10:27
台風19号と浸水対策アクションプラン
今回の台風19号は日本の広い地域に甚大な被害をもたらせました。
1級河川が決壊し、多くの家屋が浸水したり、大雨によるがけ崩れ
と未だ犠牲者の数が把握できていません。
本県においても、伊豆半島各地で甚大な被害が出ており、被災された
皆さまには、心よりお見舞いを申し上げます。
浜松市南区においても、高塚地区・新津地区で道路冠水・床下浸水
の被害が多数箇所で発生しました。
浜松市では「高塚流域浸水対策アクションプラン」を策定し、可美公園
や新津小学校・中学校の地下に遊水槽を設置したり、高塚川の改修工事
と排水ポンプの増強をしています。
静岡県では、ポンプの強化と合流する馬込川の川床掘削による流量アップ
を担当していますが、完成予定は2005年と6年も先になっています。
さらに、馬込川の改修は、10年確率(10年に一度の大雨に耐える)の改修
を行う予定ですが、昨今の異常気象や記録的な豪雨が頻繁に起こっている中、
10年確率の改修で、本当に安全が守れるのか?と、当局と協議を行って
います。広大は改修面積と莫大な予算がかかるため、「では30年確率まで
上げましょう」とは一筋縄ではいきませんが、粘り強く協議を続けてまいります。
さらに、消費税増税、日中貿易摩擦の影響等々、静岡県の景気にも陰りが見え
はじめています。来年度の税収も確実に減ることが予測されている中、本事業が
予算不足で延滞する事の無いよう、しっかりと計画を進めてまいります。
浸水したり、ご不安な思いをされた当地域の皆様にとっては、「後6年も待てない!」
というお気持ちはごもっともですので、半年でも1年でも工事が早期完了するよう
要望を続けてまいります。