お知らせ(ブログ)
リニア中央新幹線…
リニア中央新幹線が、静岡県の南アルプスにトンネルを通す工事に
ついて、大井川の水量の確保と南アルプスの環境保全が保証されて
いないとして、静岡県はトンネルの本工事に許可を出していません。
これにより、本工事の遅れ→開業時期にも影響が懸念されると、
愛知県の大村知事が川勝知事を大批判しています。
報告書を読めというのが高飛車だとか、報告書を読んだが何の意味も
ないとか、声を荒らげて批判をされていました。
品性が全く見られない大村知事の記者会見は、三流政治家だということを
露呈してしまいましたね。(笑) あ、話がそれました。
トンネル工事という開発行為をする以上、自然環境の100%保全は成立しません
ので、最大限の努力により最小限の自然破壊に食い止めるか?というのが、
今回の着地点なのです。
しかし、これまでJR側は
「やってみないと分からない」
「根拠はないが、責任をもって全量(水)は大井川に戻します」
この相反することを平気で並べた回答しかしておらず、静岡県としては
「分からないけど責任を持ちます」を信頼できるハズもありません。
そもそも大井川は、発電のためのダム建設により、大変な水量が減少と
なり、現代では「超すに越せない大井川」の面影もありません。
静岡県知事としては、工事による水量の減少を確実に抑え、
大井川流域の人々の暮らしや、大井川水源を利用した農業・工業を守る。
この一言につきる。と私は理解しています。
私たち県西部の大水脈「天竜川」の水量は大丈夫なのでしょうか?
ルート的に、長野県内のことなので、私たちは口出しできませんが、
上流で水量が減れば、当然、浜松市を流れる河口域も水量は減るのです。
リニア技術そのものが、世界からはガラパゴス化してしまった技術という
声もありますし、品川⇔名古屋間が、現状1時間30分から40分になる
メリットって、ビジネスユースしかないんじゃないの?という声も聞かれます。
ならば、開業時期ありきではなく、じっくりと合点の行くまで話し合う時間を
しっかり作り、開発と自然破壊、利便性による受益者としわ寄せを受ける地域
住民をスッキリさせてからでも、遅くはないのかと思います。
※これまでの経緯関連記事
https://minamialpstunnel.web.fc2.com/oldnews/Shizuoka-news.html