お知らせ

2019/03/19

健全な財政だからできる先行投資

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静岡県の財政力指数は0.69で全国でも第7位の健全財政の県です。

浜松市も県内では0.894で静岡市に次いで健全な財政力となっています。

しかし、静岡県全体で、人口流出、特に若者の流出が止まりません

さらに浜松市は、自動車・バイク・楽器の世界企業があり、一見安定した

産業都市に見えますが、クルマはEV(電気自動車)・自動運転へと大きな

転換時期を迎えています。

クルマという乗り物は、続きますが、EV車になると、エンジンが必要なく

なり、モーターへと変わります。

モーターへ変わると、実はミッション(ATを含む)も必要なくなります。

バイクもアメリカのハーレー社では電動のスポーツバイクが発表され、

クリーンエネルギーへの移行は加速しています。

エンジンやミッションを製造していた企業が明日からモーターの部品を

作るということは、難しく、相当数の企業が淘汰されることが予想されます。

これまで浜松市を牽引してきた企業が廃業となり失業者があふれる事態も

懸念されます。

20・30年後に今の浜松を支える主力産業が第一線で活躍し、安定した

雇用を生み出してくれる保証はありません。

次世代の電気自動車や自動運転を支えるのは、発電充電・通信(ICT)・

それらの制御プログラムなどとなってくるでしょう。

20年後30年後に世界の主力となる産業を検討・想定し、いち早く

研究機関を誘致(少人数のベンチャーを含む)行政が、しっかりと

育てていくことが、20年・30年先に安定した雇用を生み続ける

のではないでしょうか?

財政改革で無駄をなくすと同時に、健全な財政力を保持している

間に、思い切った先行投資を行っていくことが必要と考えます。

私たちの孫の世代のために、「育てる投資」を積極的に行って

いきます。